令和2年3月定例月議会での議案質疑
枚方市基金条例の一部改正について
かとう治
ただいま上程されました議案第122号 枚方市基金条例の一部改正についてです。
本議案で示されている基金のうち、この街に住みたい基金について、お伺いします。
本基金の活用のあり方について、代表質問で我が会派の田口議員より、指摘と要望をさせていただきましたが、改めて本議案において、ポイントを絞り質問させていただきます。
本基金に積み立てを行う原資となるのは、行財政改革プラン2020の取り組みによって生み出される効果額とのことです。行政改革については、これからの時代に沿った行政体制の構築と枚方の魅力向上が図れるよう、しっかり取り組んでいただきたいと思います。ただ、その効果額を基金という特定の財布に入れるということは、見える化を図れるというメリットがある一方で、その使い方については、しっかりと枚方の未来を見据えていただき、真に必要な施策に活用していただく必要があると思っております。
今回、本基金を創設されて、令和2年度以降、どのような視点をもって活用していくお考えなのか、お伺いいたします。
総合政策部長
令和2年度を始期とした行財政改革プラン2020に掲げた取り組みを着実に具体化していくことにより、人口減少時代やSociety5.0にも対応できる市役所づくりを進めるとともに、取り組みによる効果額を活用して、真に行政サービスの向上につながる施策を展開していく必要があると考えております。こうした考えのもと、基金の活用に当たりましては、予算編成過程におきまして議会の御意見を踏まえつつ、適切に運用してまいります。
かとう治
本基金への積み立ての原資となる行政改革の効果額は、広く行政運営の全般にわたる取り組みから生み出していくこととなりますので、その使途につきましても、今後市民の皆さん誰もが求める、あるいは必要と認める事業に充てられるよう、事業選択の過程でしっかりとした検証がなされることを改めて求めておきたいと思います。
また、広く行政改革の取り組み効果額を積み立ての対象とするとのことですが、行革の取り組みの中には、逆に、基金に積むことがふさわしくないものもあるかと思いますので、その部分についても、見える化を図っていただくようお願いします。
最後に、本基金については、今後もその運用を注視していきたいと考えておりますので、議会としっかり情報共有していただき、指摘や意見にも耳を傾けていただいて、その名のとおり誰もが住みたいと思えるようなまちを目指して、基金の有効活用を図られるよう求めて、質問を終わります。
※市議会での発言内容の要旨を項目ごとに整理して記載していますので、発言の全文については 枚方市議会の会議録 をご覧ください。